意外と多いご要望が、
現役の声優さんや声優の卵の方が、歌を習いたいというもの。
声優も歌えることが望まれるそうです。
但し、それには3つの壁があります。
意外と多いご要望が、
現役の声優さんや声優の卵の方が、歌を習いたいというもの。
声優も歌えることが望まれるそうです。
但し、それには3つの壁があります。
1つ目は、話すのと歌うのとでは、発声方法がまるで異なること。
例えば、前者は地声の音域しか使いませんし、せいぜい3M以内にいる人向けの発声です。
一方、後者は地声だけでなく、胸声や頭声といった、地声以外の音域を使って、
10M先にいる人にも聞こえるような発声です。
2つ目はリズムです。
昔のアニメソングは、誰でも歌えるような曲調が多かったのですが、
最近のアニソンは、ロック調で速いリズムの曲が多く、
みんなが歌えるという軸では作られていない事が多いのです。
3つ目はメロディーです。
昔の声優さんは、音痴であっても何も問題なかったと思います。
しかし、歌えることも求められる現代の声優さんは、音痴であることは致命傷です。
この3つの壁を乗り越えて行かなければなりません。
趣味としてアニソンが好きな方は、楽しんで頂くことを中心に考えます。
但し、声優の仕事をして行きたい方は、取り組み方がかなり異なります。
歌でメジャー・デビューを目指す方と同じように、地味な練習が多くなります。
実は、歌に必要な呼吸法には様々あります。
声帯を通る空気の量や速さを、自在に調節できるようになる練習を繰り返します。
シャウト(叫ぶような大きい声)、ウィスパーボイス(ささやくような声)、ヴィブラート、
エッジ・ボイスなど、これらを全て呼吸法でマスターして行きます。
次に、速いリズムに乗れるようになるには、
まずはゆっくりなリズムにしっかり乗れるようにします。
ゆっくりなリズムに乗れないと、速いリズムには到底乗れません。
乗れるリズムから、徐々に上げて行きます。
最後にメロディーですが、音が取れない、いわゆる音痴で悩んでいる方も、
その多くは治りますからご安心ください。
治る場合、原曲をよく聞くという、ごく当たり前な取り組みで治ってしまうこともよくあります。
また、最初は違和感があると思いますが、録音したご自身の歌を第三者として聴くと、
音が取れていない所に気付きやすくなります。
週1回のペースで通って頂いて、毎回復習をきっちりやって来て頂いても、
基礎をひと通りマスターするのに、半年はかかります。
地味な基礎の練習を中心に、半年はツラいと思う方は、他校に行かれた方が良いと思います。
それでも、やってみようと思う方は、まずは是非体験レッスンにお越しください。
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