5.182021
こんにちは。
Lavoc インストラクターめぐです。
あなたは、自分の歌を上達させたいと思いますか?
もしあなたが今の自分の歌に納得てしていないとすれば、
それには改善すべきポイントがあります。
今から私がお話しをする3つのポイントを
自分が出来ているのかチェックしてみてください!
Check 1 腹式呼吸で歌えていますか?
歌に興味があるあなたは、きっと腹式呼吸という名前は知ってますよね?
それでは、あなたは腹式呼吸を歌う時に使えていますか?
図1:腹式呼吸
腹式呼吸が出来ると何故歌が上達するんでしょう?
それにはちゃんと理由があります。
①腹式呼吸はより沢山の息を歌に使えるから
図1:腹式呼吸の図を見てみてください。
吸った時に腹部周りが膨らみ、吐くとへこんでいます。
普段あなたは呼吸する時、このような状態になっていますか?
大体の人は胸まわりなど違う場所を動かしているとこの腹式呼吸では、もちろん肺を使って呼吸しているのですが
その下の筋肉の動く場所が違います。
要はその筋肉を動かすことによって、沢山の息を取り込み、歌えるということなんです。
お腹周りには体の構造上邪魔になるような骨などがないので、沢山取り込めます。
声量豊かに歌い上げるには、持って生まれた肺活量だけではありません。
沢山の息を使って歌えるよう、適切な筋肉を可動させることが大切です。
そのためには、歌に適した呼吸法『腹式呼吸』をマスターすることが重要なのです。
②沢山の呼吸を使える=歌が安定するから
①でお伝えしたように、腹式呼吸は沢山の息を取り入れることができます。
では沢山の息を使うことが何故歌に良いのでしょうか?
想像してみてください。
息をあまり使わず喉だけで歌おうとすると、喉を酷使します。
そして、呼吸量が少ないとすぐ息切れを起こします。
最近流行りのボカロのようにアップテンポな曲や、また王道のスローテンポのバラード、
どちらも息が続かなければ変なところで切れちゃいますよね。
また息が少ない人は、最初だけ声量が大きく、最後は苦しくなって尻すぼみ。
みたいなケースもよく見られます。
息をコントロールするには余裕がないと出来ません。
安定した歌を歌うためには沢山の息が必要なのです。
③声帯周りを圧迫しないから
腹式呼吸で歌うと、声帯周りの筋肉を圧迫せず
歌うことが出来ます。
肩や胸周りの緊張は、喉を締め上げて歌う原因になりやすいからです。
歌を歌うのは喉だけでは出来ません。
あなたは一曲歌ったら、喉が疲れたりしませんか?
息が続かなくて声帯を酷使しているかもしれません。
肩や胸周りに力が入って、喉に力が入ってしまっているかもしれません。
それらは腹式呼吸をマスターすることで改善されます。
Check 2 声区を使い分けて歌えていますか?
『そもそも声区って何?』
あまり聞き馴染みがない言葉ですよね。
声区というのは文字の通り声の区分けです。
低い声から高い声までを4つに区分けして、音の高さによって声を響かせる場所を変えます。
では何故声区を使い分けると良いのでしょうか?
①地声と裏声以外を使うことで音域が広がるから
あなたは地声と裏声の2種類で歌っていませんか?
この2種類で歌うとどうなるのか?
地声で出るところまでギリギリ頑張って、限界に達するとひっくり返ってしまいます。
高い声が出る人というのは、地声が元々高いから。という訳ではないんです。
高い声が出るように、声の出し方・響かせる場所を変えているんです。
②音の移行がスムーズに出来るから
①でお話ししたように、低い声と高い声は、響かせる場所が違います。
場所が変わる時、いかにスムーズに移行出来るかが重要です。
マニュアル車をイメージしてください。
1速から始めて、スピードを上げるにつれ2速、3速とギアを変えていくと思います。
車の運転が上手な人は、このギアチェンジかスムーズです。
下手な人は変えた瞬間にガタン、とガタついてしまうでしょう。
歌も一緒です。
低い声から高い声にギアチェンジをしなければなりません。
声区を移動せずに同じ場所で発声するということは、1速のまま高速道路でスピードを
出そうとしてるような状態です。
車壊れちゃいますよね。
そのスピードに合わせたギア=音の高さに合わせた場所に音を響かせることが重要です。
Check 3 リズムを意識して歌っていますか?
どうしても忘れがちになるのがリズムです。
音楽の3大要素は
『メロディー』『ハーモニー』『リズム』です。
その中で最も重要と言われているがリズムです。
歌が上手い人=声が綺麗、高い声が出る、声量がある
こういったイメージがあるかと思いますが、実は何よりリズムが重要です。
何故でしょうか?
①リズムが取れないと演奏と合わせられない
楽器やカラオケであなたが歌うとき、リズムが合わせられなければ、その演奏は崩壊します。
これは生演奏に慣れていない方によく見られるケースですが、
楽器がどこを弾いているか分からなくなって置いてけぼりにされます。
『私はバンドやらないから関係ない』と思ったあなた!
今Youtubeでオフボーカル(オリジナルからボーカルをカットした音源)
のカラオケがありますよね?
あれはガイドメロディーが入っていないので、リズム感が無いと迷子になります。
リズムが取れるということが、演奏と合わせられる必須条件となります。
②日本語と英語はリズムの取り方が違う
洋楽を歌う方、または今のJーPOPのリズムは海外のリズムを理解していないと
歌えない曲が増えてきています。
日本語の音楽は、基本的に1つの音符に1つの言葉が乗ります。
例えば、きらきら星。
キラキラ光る~はドドソソララソですよね。
英語は twinkle twinkle little star
ドドの上に twinkleがまたがります。
要は日本語の方は縦切り、英語は繋げてリズムを取らなければいけません。
この違いを理解していないと、英語が日本語っぽく聞こえます。
自分の歌なんかお経みたい…
洋楽歌いたいけど、日本語くさい歌になっちゃう。
アップテンポの曲が苦手。
もしあなたがそんなお悩みを持っていたら、それはリズム感を鍛える必要があります。
いかがでしたか?
3つのCheckポイントは出来ていましたか?
1人でマスターできるものではありません。
Lavocでこの3つをマスターしましょう!
この記事を書いた人
- 新潟市出身。
7歳でピアノを始め、Whitney Houston の音楽に出会いblack musicにのめり込むようになる。
中学生からボーカルスクールに通い、バンド活動を開始。
大学からJAZZサークルに所属し、Dyna Miki氏に師事。
横濱JAZZ PROMENADEや多くのJAZZライブイベントに参加。
もっと学ぶためにアメリカへ音楽留学。
Boston Berklee college of music ではAnn Peckham氏に師事。
その後NYに移動し、ソーマティックボイスワークの考案者Jeanie LoVetri氏、Princeton University のDr.Trineiceに師事。
発声のメソッドを学び、black musicに特化したボイストレーニングも同時に受ける。
NY滞在中は、世界的に活躍されている田井中福司氏がホストを務めるセッションに参加。現地のミュージシャンとも交流する。
現在は都内でJAZZ、R & B、SOULを中心としたライブ活動中♪