7.142020
低いキーに変えていた私
『ミックスボイス』
歌を勉強してる方は、よく耳にしますよね?
YouTube全盛期の今、
ボイトレ動画でも頻繁に目にします。
ミックスボイスを習得したい方は、
『高い声が出ないから』
『力んで歌って声が出ないから』
などの理由が多いです。
高い声とミックスボイス、
どういう関係があるのか?
高い声=ミックスボイスではありません。
なのに何故みんなが習得したいのか?
私の留学時代の衝撃を受けた実体験を基に、
お話しします!
私はずっと高い声が苦手で、
自分の歌いやすい低いkeyに変えていました。
アメリカ留学での衝撃
なので、アメリカの音大の初レッスンで、
『あなたの1番の課題は?』
と先生に聞かれた時
『クリアーな高い声を出したい』と
答えました。
『じゃあ、曲を歌ってみてくれる?』
やってきましたこの時間。
ドキドキ。緊張します!!
日本では定番で歌っていたjazzスタンダード。
“route66 “ keyはC
先生が一言。
『あなたの良いところが、
この曲だと無くなっているわ』
えぇーーー!!!
ショック…
今まで散々歌ってきて、鉄板だと思ってた..
良いところが無くなる意味を聞いてみると、
『あなたの本来の歌声はもっと高い。
発声の時の声はもっと素晴らしい。』
そして、
keyはCからE♭に。
つまり3つも曲のkeyを上げられました。
私の苦手だと思っていた高い声、
実は低い声よりも良く響いたらしいのです。
そして、
自分が歌いやすい声=人が聴いてて心地よい声
ではないんだなということも気づきました。
衝撃でした。
換声点:弱点克服のポイントとは?
高い声が出る体なのに、私は歌になると
体をうまく使えていなかったということなのです。
これは私に限らず、高い声が苦手な人に
よく見られるケースです。
発声練習だと出るのに、歌うと出ない。
つまり、歌になると元の癖に戻るんですね。
私の場合は、歌う時に低い声を出す場所で
高い声も捻り出そうとしていたから、
当然出なかったわけです。
つまり、低い声から高い声に繋げられない。
というのが私の課題でした。
なので、高い声は出ていたんです。
ただ、歌で使えなかっただけ。
『じゃあ意味ないじゃん!』
とツッコまれそうですが、
じゃあ繋げればいいんです!
その繋げることを可能にしてくれたのが
『ミックスボイス』でした。
ミックスボイスを習得することの1つに、
換声点を滑らかに繋げられる。
ということがあります。
※換声点…声区の変わる場所。
例)低い声から高い声へ変わる場所
車に例えると、
ギアを1から2へ変える時に
運転が下手な人はガコン!ガコン!と
ガタガタします。
上手な人は変えたことを気づかないように、
滑らかに移行するということです。
ミックスボイスを習得することにより、
低い声から高い声に変わる場所が分からないように歌えることが出来ます。
結果的に音域が広く聴こえます。
私に足りなかったところはここでした!
低い声から高い声へのギアチェンジ
高い声が苦手だと思ってる方。
こういう悩みの方多いんじゃないでしょうか?
低い声から無理やり引っ張ってませんか?
顎に力が入っていませんか?
喉でがなってませんか?
苦手だと思っている高い声、
実は自分が知らないだけかもしれません。
自分の声を一緒に探しましょう!
知りたい方は是非!
無料体験レッスンにお越し下さい!
執筆者:Meg
この記事を書いた人
- 新潟市出身。
7歳でピアノを始め、Whitney Houston の音楽に出会いblack musicにのめり込むようになる。
中学生からボーカルスクールに通い、バンド活動を開始。
大学からJAZZサークルに所属し、Dyna Miki氏に師事。
横濱JAZZ PROMENADEや多くのJAZZライブイベントに参加。
もっと学ぶためにアメリカへ音楽留学。
Boston Berklee college of music ではAnn Peckham氏に師事。
その後NYに移動し、ソーマティックボイスワークの考案者Jeanie LoVetri氏、Princeton University のDr.Trineiceに師事。
発声のメソッドを学び、black musicに特化したボイストレーニングも同時に受ける。
NY滞在中は、世界的に活躍されている田井中福司氏がホストを務めるセッションに参加。現地のミュージシャンとも交流する。
現在は都内でJAZZ、R & B、SOULを中心としたライブ活動中♪