8.232021
カラオケで気持ちよく歌いたい
聞き返されない通る声で話したい
若々しい声を保ちたい
などなど
一度は思ったことありませんか?
声は、「健康のバロメーター」でもあり、
「あなたのアイデンティティ」でもあります!
大きな声が出せれば、
カラオケなどの人前で歌う場や会議など話す場でも
「説得力」や「存在感」がつきます。
また、大きな声は、声帯が元気で、
ある程度鍛えられた状態でなければ出ません。
今回はこの【鍛える】について
おすすめのトレーニングを3つご紹介します。
声帯を鍛えよう!
まず、大きな声を出すためには、
腹式呼吸と声帯の閉鎖の2つのバランスが不可欠です。
腹式呼吸については、別の記事をご覧ください。
声帯の閉鎖とは、声帯がピタッと閉じている状態のことです。
この声帯閉鎖ができると声帯で息を受け止めることができます。
これができると効率的に息を声に変えることが出来るのです!
この声帯の閉鎖力を高めるために、
①エアうがい
②合掌のポーズでハッハッハ
③緊急事態を想像してHELP!
がおすすめです!
我ながらネーミングセンスが微妙ですが、
効果はテキメンです。
声帯の閉鎖力?
なぜ大きな声を出すのに
声帯の閉鎖力を鍛える必要があるのかというと
前述したように息を声に効率的に変えることができるようになるからです。
意外に知らない声が出る仕組みをおさらいしてみましょう!
【声が出る仕組み】
①呼気(吐く息のこと)
②閉じた声帯に息が当たって声帯が振動する
③声のもとが生まれる
④口から出るまでに共鳴する
⑤声となる
声帯の閉鎖力が弱いと②の声帯が振動するという動きが上手く出来ません。
ということは③の声のもとが上手に作れません。
よって、声帯の閉鎖力は、
声を作るのに非常に重要な要素なのです。
声帯を鍛える3大トレーニング
では、実践的なトレーニングに移りましょう♪
冒頭でもご紹介した3つをやり方含めご紹介します。
①エアうがい
うがいというと水を口に含んで、
ガラガラガラ~と音を立てて、口をすすぐことですよね。
このうがいの動作をお水なしで、やってみます。
これが「エアうがい」です。
うがいの感覚で、上を向いて「あ”ーーーーーー」と言ってみましょう。
声が出たら、声を出しながら、頭を真っ直ぐに戻してみましょう。
これがいわゆる「エッジボイス」という声帯閉鎖の練習に役立つ声です。
あまり大きな声が出せない時にも気軽にできるトレーニングです。
②合掌のポーズでハッハッハ
胸の前で手と手を合わせて、上の画像のように腕を張ります。
このポーズのまま「ハッハッハ」と、両手にぐっと力を込めながら、発声します。
高らかに笑うように意識するのがポイントです。
自然に大きな声が出るはずです。
肩が痛い方は無理せず、他の2つの方法で声帯を鍛えてみましょう!
③緊急事態を想像してHELP!
まずは、あなたが無人島にいることを想像してみてください。
さらに、そこで一人きり残されてしまい、絶体絶命な事態に陥っているとしましょう。
全力で「へーーーーールプ!」と助けを呼んでみてください。
人は、緊急性や必要性に迫られた時に大きな声が出るように
本能的にインプットされています。
想像力が試されますが、全力で助けを呼んでみましょう。
あなたが思っているよりも簡単に大きな声が負荷なく出るはずです!
実際のレッスンの中でも、
このトレーニングを取り入れていて、
「あ、こんなに大きな声が出るんだ…」
「全然喉が痛くない!」
「大きな声を出すって案外簡単!」
などなど驚きの声を頂いています!
このトレーニングでも上手く声が出ないという方は、
腹式呼吸や共鳴が上手に出来ていない可能性がありますので、
他の記事からヒントを得たり、
ボイストレーナーに相談してみてください。
声帯を鍛えて大きな声を出そう!
大きな声を出すには、声帯の閉鎖力を鍛えて、
正しく声帯を閉じる筋力を手に入れましょう♪
3つのトレーニングの中から
日常に取り入れやすいものをチョイスして
日々声帯を鍛えてあげましょう!
この記事を書いた人
- 1994年生まれ。長野県出身。
4歳からクラシックバレエを習い、地元のバレエ団での公演では、ソリストも果たす。一度は、バレリーナも夢見たが、音楽好きな家族に囲まれ、幼い頃から音楽に親しんでいたせいか、歌うことの楽しさに目覚め、方向転換する。
小学校高学年で合唱部に入部、クラシックや合唱だけでなく、その後、ロックやR&B、ブルース、ジャズなど幅広い音楽に興味を持つ。
17歳の時にYAMAHAが主催する日本最大規模の音楽コンテストに出場し、セミファイナリストに選出。
学生時代のバンドメンバーとのデビューを夢に見たが、進路の違いにより、頓挫する。上京し、平凡な学生生活の傍ら、積極的に音楽活動を続け、X JAPAN YOSHIKI氏が発足した『Lady’s X』プロジェクトのファイナリスト4名に選出されたり、某老舗ライブハウスレストランにて、ボーカルを4年程務めた。得意分野は、R&B、Disco・Soulなどの洋楽全般。
ボーカリストとしてのキャリアを生かし、現在は都内でボイストレーナーとしても活躍中。