4.302021
ボイストレーニングの本、
かなりの数のボイストレーニングに関する本が
インターネットで調べると出てきますね。
歌を歌うとなると、ジャンルや、言葉、時代、地域などの違いで、
色々とボイストレーニングにも違いが出てきます。
僕もボーカル講師という仕事をさせて貰ってる以上、
常に研究、勉強ということで様々音楽の書籍、
特にボイストレーニングに関しての本は沢山読んで来ました。
今も新しい本が出ると読みます。
そんな僕がボイストレーニングの本を選ぶ時に大事にしてるポイントは、
・理論的で効率のいいボイストレーニングが載っているか?
というところです。
そして、僕が最もオススメしたい本は、
「ザ・コテンポラリー・シンガー」
です!↓
実際、僕が撮影した上の写真で見ていただけたら解ると思いますが、
ボロボロになるまで何度も読み返し、
そしてトレーニングに使っています。
では、僕がこの本を選んだ理由は3つです。
歌を学ぶ事の心構えができる
発声の理論が詳しく書かれている
トレーニングができる
まず1つ目
歌を学ぶ事の心構えができる
歌を学ぶ!
ボイストレーニングをするにあたって、
ただがむしゃらに焦って練習しても
意味がないどころか喉を潰してしまったり、
逆効果になったりもします。
ボイストレーニングを初めたての頃は
少しのコツで声が出るようになったりしますが、
やはり楽しく目標に向かって続けていくということが
大事になると思います。
この本では最初の項目で、
声を学ぶという事について
~始める前の心がけ~
発声の理論的なところまで明確に書かれています。
読むだけでも、
歌を学ぶ上でトレーニングから日常の中でも
気をつけたほうがいい事、
モチベーションの保ち方、
そして何を鍛えていけばいいかが解ります。
2つ目
発声の理論が詳しく書かれている
効率よく声を鍛えていくためには、
何故こういうトレーニングをするのか?
という理論が大事です。
理論のない間違ったトレーニングだと、
前にも触れましたが効果がないどころか、
喉を痛めたりすることもあります。
理論を理解して、
トレーニングする事で効果も上がります。
この本ではわかりやすい絵や図を使い、
歌うために必要な筋肉、
身体のあらゆる名称など紹介され説明されています。
初めは呼吸器、つまり肺の事。
進んでいくと、顔の構造、そして喉の構造、
声を出るメカニズムがとても理解でき楽しいです。
3つ目
トレーニングができる
結局は、
ボイストレーニングの本ですので、
しっかりトレーニング出来なきゃ意味がないですよね。
腹式呼吸などは読んで理解して、
トレーニング出来るとは思います。
ですが、やはり声は出さなきゃ鍛えられません。
基礎からしっかりと発声練習する事がまずは大事です。
ただ、自分でピアノ弾きながらできる人は少ないと思います。
そこで!
なんとこの本には日々の発声練習の為のCDが付属されています。
これが本当にいい!!
めっちゃトレーニングになります。
発声パターンもやさしいパターンから、
難易度の高いパターンまで沢山収録されています。
ぶっちゃけ
本をそんなに読まなくても
このCDをやっていれば声も出るようになるでしょう!
もちろん本を読んで理解しできた方が
上達は早いと思いますが、、、。
あと、
この本の写真を見ていただければお気づきになると思いますが、
実はこの本は改訂版となっています。
ボイストレーニンは今でも進化しています。
最新の効率の良いトレーニングをと言うことで
この本もバージョンアップしてるのです。
そして「コテンポラリー」の意味は
「現在的」と言う意味ですね!
最後に決め手ですが、
実はこの本、
あの世界一の音楽の学校だと言われている
バークリー音楽大学の教科書だと言う事です。
実は僕も以前教壇に立たせていただいていた
某有名音楽専門学校でも教科書として使っていました。
といったところで、ボイストレーニングの本を選ぶ時に大事ななこと、
・理論的で効率のいいボイストレーニングが載っている!
この
改訂版!『ザ・コテンポラリー・シンガー』
をボイストレーニングおすすめの一冊として紹介しました!
レッスンと並行して読んで頂ければ
よりボイストレーニングの理解も深まり、
効率のいいボイストレーニングができ、
上達も速くなるでしょう!
楽しんでいきましょう!!
この記事を書いた人
- 13歳のころから独学でギターを始め、オリジナル曲を制作、17歳の頃よりバンド活動を行う。 その後、音楽学校に進学、卒業後同音楽学校でサポートミュージシャンとして勤務。 それと平行して、大阪を中心にライブハウスなどでミュージシャンとして積極的にライブ活動など行う。
東京に上京後、都内のライブハウスやラウンジでボーカリストとして勤務、活動。
現在、ボーカル講師の仕事を中心にスタジオミュージシャン、サウンドクリエイター、ラジオのパーソナリティーなど幅広く活動している。