7.222020
【声を出す勇気】
レッスンの時のお話ですが、
「声を出す勇気がなくなった。」
「怖い」
「歌い進めるうちに怖さが増してくる。」
そういう負の感情に潰されそうだと
訴えてきた生徒さんがいたの。
自分で作詞・作曲するほど
伝えたい言葉は湧き出てくるのに、、、
表現したい気持ちは
溢れすぎて零れそうなのに、、、
きっかけは知人との些細なやりとりから。
知り合いの前で歌い終わってホッと一息ついていたときに、
ちょっと高いなぁっと思っていたサビについて、
「必死だったね〜」、と
突っ込まれてから
恐怖を覚えるようになった経緯。
人から言わせるととても些細なことに思われるけど、
実際は天から地へと急降下の心境だったと思うんだよね。。
前までは、
少し頑張って出せる音を
作曲に組み込んでたけど
レッスン以外では
出来るだけ低音限定でしか
歌えなくなっちゃった。
【孤独】
それでなくても、
歌っている時って僅か3.4.5分だけど
それ以上の孤独を感じるよね。
私も押しつぶされそうな時あったなぁ。。と。
振り返ると、
まだ人前で歌い慣れていない頃や、
曲中の箇所に自信がない時など。
負の連鎖で
どんどん追い込まれる感覚があったなぁ。
今振り返ると
懐かしい気持ちで甘酸っぱいけど、
当時は苦しい負の連鎖から這い出たかった。
曲の分析が自分の中で完結してない時や、
表現する上で乏しい経験から
イマジネーションが定まっていないときも そうだった。
【光が見えてきた】
もう一度 原点に帰ろう!
簡単に原点と言うけど、
人は今まで努力してきたことを壊すことは怖いんだよね。。
でも、
このままじゃ自信を取り戻すことが出来ない
と奮起して
再び1からエネルギーを注いでくれたの。
音のグラデーションを掴む上で大事なことは、
低音から高音にスムーズに繋げられるか
どうかにかかっている。
ここが不安定だと
自信を取り戻せないと分かってくれてから、
今では
自分を徹底的に追い込んでいる
姿勢を見せてくれている。
出ないかもしれない!
と敬遠している高音もトライしながら。
【声区移動できる新しい自分】
チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス、ファルセット。
厳密に分けると、
歌う時の声って、こんなに分かれるの。
それぞれをキレイに出すことも大事。
違う声区に移る時のスムースさも大事。
特に大事なのが、
ミドルからヘッドへの
真のミックスボイスと言われている所。
得意な所だけで勝負するのもいいけど、
努力して掴んだものを手放して、
新たに掴むために努力して
自分と向き合っている姿勢は美しいな。
自信を取り戻す訓練を繰り返すことで
孤独に負けない、自分に負けない、
溢れ出す感情をのせていっているね。
【邁進!】
新しい自分を探そうと、
抜け出す道を模索しているあなた。
自分自身の秘めたる声を確立させましょう。
私も本気で向かっていきます。
まだまだ。だ。
これから。だ。
と思っているあなた。
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是非待ちしています。
執筆者:You
この記事を書いた人
- 4歳からピアノとリトミックに通いはじめる。
「身体で表現する」歌が向いていることから、音楽高校より声楽科に転科、武蔵野音楽大学卒業。
学校でアリアを学ぶと同時に、R&B・Rockなど中心にSingerとして積極的にLive活動を行う。
その傍ら、ピアノとリトミックを自閉症の方たちに教える。
現在、ボーカル講師の仕事を中心に活躍中!